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2021/04/18|BLOG

大工工事をしながら考えるシリーズ 基礎断熱について

 

 

 

甲賀市信楽で住宅の新築やリフォームをさせていただいております 森工務店 森 昌智です。

 

 

いつも森工務店のブログをご覧いただきありがとうございます。

 

 

 

大工をしながらお客さんが気になるだろうなというところをブログに書いていきたいと思います。

 

 

 

今回は基礎断熱についてです。

 

 

 

今日は朝から晴れていて絶好の土台伏せ日和だと思っていましたが

 

 

 

 

一転、昼前から雨が。。。

 

 

時間と雨に追われる一日となりました。

 

 

 

森工務店では新築工事は床下の断熱ではなく

 

 

 

 

基礎の内側で断熱する基礎断熱を採用しています。

 

 

 

 

基礎断熱は冬場、床下に冷気を入れないので床も暖かく、気密性も上がり

 

 

床下エアコンや全館換気を行うことができ

 

 

信楽ならよくある水道管の凍結リスクも軽減できます。

 

 

 

施工についてですが土台を伏せる工程は同じで

 

基礎の上に地墨を打ってその墨に合わせて土台を設置していきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

その時、床下断熱の場合は基礎と土台の間に基礎パッキンといって

 

 

 

 

 

 

20mmのすき間を空けて風を床下に入れ、換気を行っています。

 

 

床下に風が流れるので冬場は外気温と同じ温度になっていきます。

 

 

床下に高性能な断熱材を入れると床下の冷気にかかわらず暖かい家になりますが

 

性能の低い断熱材なら昔の家のように床が冷たく感じ真冬なら、

 

しもやけができる原因にもなっていました。

 

 

 

逆に基礎断熱の場合は外気を基礎の中にいれない構造なので

 

 

外気温に左右されることがありません。

 

 

外気の侵入を防ぎ、気密性を高めるためスポンジ風の

 

 

パッキンを入れ隙間をなくしていきます。

 

 

 

 

床下断熱のメリットは床下に風を通すことができるので湿気なども

 

 

外に出すことが容易にできますが

 

 

 

基礎断熱のデメリットは外気が入らない構造なので

 

 

機械換気が必要になります。

 

 

 

外周になる部分は基礎の立上り天端から10mmほど上げて

 

 

 

 

両面テープとボンドを併用して断熱材を貼ります。

 

 

 

 

10mm天端から上がった部分はウレタンを注入し

 

 

外気に接する部分のコンクリートを断熱材で覆います。

 

 

 

家の中に入る基礎部分も900mmほど同じ要領で断熱材を貼り付けます。

 

 

 

 

基礎の床部分も断熱材を敷いていきます。

 

 

 

 

今日は雨が降ったり止んだりなので基礎の床部分の断熱は敷きませんでした。

 

 

 

こうすることでエアコン1台で家中が暖かく

 

 

床暖を付けているくらい床自体も暖かくなります。

 

 

 

信楽では冬場マイナスになる日が続きますので光熱費を抑えながら

 

 

暖かいお家にすることも重要だと思います。

 

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました。