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現場レポート~モリノリノベーションプロジェクト階段に挑戦~

現場レポート~モリノリノベーションプロジェクト階段に挑戦~

こんにちは。

甲賀市信楽町で3代続く森工務店です。

 

甲賀市・信楽町を拠点に

”その土地に似合う家”   ”その人にしっくりくる家

をつくってきました。

 

ただいま、「モリノリノベーションプロジェクト」が進行中です。

階段の施工が完了しました!

 

毎日あたりまえのように使っている「階段」ですが、
実は、職人の知恵と経験がぎっしり詰まった場所です。

「階段をかけられたら一人前」

と言われるほど、階段の施工は大工作業の中でも難易度が高い作業。

とくにリノベーションでは、新築とは違う難しさがあります。

 

新築では柱がまっすぐで寸法も正確。

一方でリノベーションでは、現場ごとにわずかな“柱の傾き”や“壁のふくらみ”など、

図面には表れないクセがあり、現場ごとに11段、実測しながらの丁寧な作業が求められます。

実際、今回の物件では、上下で板の長さが2mm違っていたそう。

 

 

【チームで支える、初めての挑戦✨】

この現場には、経験50年のベテランから、3年目の若手まで、

個性豊かな自社大工がチームで携わっています。

それぞれが培ってきた現場経験と技術を持ち寄り、

「この現場ではどうすれば美しく納まるか?」を話し合いながら進めていきます。

今回、初めて階段施工に挑んだのは、3年目の若手エース谷口大工。

施工後に、現場でのリアルな声を聞かせてくれました。

 

【現場インタビュー】

「全部初めてのことで、正直やり方を聞いても理解が追いつかなくて…

切る前は一枚の板。鉛筆で線を引いても、どう形になるのかがまったく想像できませんでした。」

 

実際に先輩大工の指示に従って、板を切ってはめていく

その作業を何度も繰り返す中で、少しずつ理解が深まり、全体像が見えてきたといいます。

 

「いざ切って、組んで、やっと、あ、こういうことか…!って腑に落ちたんです。

 でも、もう一回やってみてって言われたら、まだ少し不安です(笑)」

 

初めての挑戦は戸惑いの連続だったけれど、

それぞれの先輩のやり方・考え方に触れる、貴重な経験になりました。

 

階段は、家族が1日に何度も使う場所。

走って駆け上がったり、子どもが遊んだり。

強度や安全性はもちろん、

空間の印象を大きく左右する「家の顔」でもある階段は、

美しく仕上げるための丁寧な施工が欠かせません。

見た目の美しさ・仕上がりの丁寧さにもこだわりました。

 

こうして現場で丁寧に施工された階段が、今日も誰かの暮らしを支える大切な空間になっていきます。

毎日何気なく使っている「階段」も、実は大工さんの知識と経験、

そして現場での細やかな工夫の積み重ねによって作られています。

 

今回取り付けた階段の先には、やわらかな光が広がる2階ホールと、
窓辺で景色を楽しめるこだわりの空間が。

 

モリノリノベーションモデルハウスは、年内完成予定です。

完成をどうぞ楽しみにお待ちください!

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